誹謗中傷対策

誹謗中傷による4つの逮捕例を紹介!どのような罪で逮捕されたのかも徹底解説!

2020年6月23日

「バカ、クズ」このような言葉をSNSや掲示板でよく見かけますが、これらの悪口は立派な犯罪です。立派な犯罪ですので、もちろん逮捕することも出来ます。

しかし、「逮捕できるということは分かったが、そもそも過去に誹謗中傷で逮捕されたという事例はあるのだろうか?」と思っている人も多いのではないでしょうか?

そのような方のために、この記事では誹謗中傷による逮捕例について具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

逮捕例その1:名誉毀損罪で逮捕された事例

ここでは、名誉毀損罪で犯人が逮捕された事件の詳細についてを具体的に説明していきます。

高校生を誹謗中傷して無職の少年が逮捕

滋賀県に住む当時高校3年生を東京都内の無職の少年がSNSで誹謗中傷したとして、名誉毀損の疑いで逮捕されてしまいました。

加害者の少年は、2015年7月から2016年9月まで、SNS上で中傷する書き込みをしていた疑いがあるとされています。具体的には、以下のような誹謗中傷をしていました。

誹謗中傷の内容

  • 様々な女ユーザーに迷惑行為を行い、最終的にはそんなことをやっていないと逃げ惑っている。

このような誹謗中傷を約1年間され続けてきたため、2016年の9月下旬に父と警察署に相談しに行きますが、その翌日に被害者の高校生は「ごめん俺もう無理や」という遺書を残して自宅で命を絶ってしまいます。

その後、被害者の父は2016年の11月に被害届を警察署に提出し、犯人逮捕に向けた捜査が開始されました。

警察に捜査を依頼したことによって、無事犯人を特定することができ、容疑者となった無職の少年は「間違いありません」と容疑を認めています。

被害者の男子高校生は、このような誹謗中傷の他にも、何者かに虚像の情報を流されているということに対しても悩みを持っていたと言われています。

中傷ビラによって20代女性研修医を逮捕

大阪市内の病院にあるトイレに、知人男性を中傷するビラを貼って回ったとして、2017年6月上旬に名誉毀損の疑いで、奈良県在住の20代女性研修医が逮捕されました。

ビラには、以下のような中傷が書かれていたと言われています。

誹謗中傷の内容

  • (知人男性の名前)は最低最悪の人間です。存在価値がありません。

上記の中傷文が書かれたA4サイズの用紙が、複数の女子トイレに貼り付けられていたのですが、2017年5月30日にそのビラを見つけた病院関係者が被害者の男性に連絡します。

連絡を受けた男性は、すぐさま警察署に相談し、「紙を見て怖くなった」という思いを伝えて被害届を提出しました。被害者の男性から被害届を受理した警察は、名誉毀損容疑で捜査を開始します。

防犯カメラの映像から奈良県の公立病院に勤めている女性研修医が浮上し、調査の結果、2017年6月4日に名誉毀損の容疑で女性研修医が逮捕されました。その後の取り調べでは「全てその通り、間違いありません」と容疑を認めていると言います。

逮捕の決め手となった名誉毀損とは

「高校生が自殺してしまった事件」と「中傷ビラによって逮捕された事件」のどちらも、名誉毀損罪で逮捕されています。名誉毀損罪の意味は以下の通りです。

名誉毀損罪とは?

名誉毀損罪とは、公然と事実を摘示して、人の名誉を毀損した際に成立する罪のこと。

簡潔に説明すると「SNSや病院のトイレなどといった多くの人が目にする場所で、具体的な情報を発信し、被害者の社会的地位や社会的評価を違法に落とした際に名誉毀損罪が成立する」ということです。

名誉毀損罪が成立した場合は、損害賠償を請求される場合や3年以下の懲役刑や50万円以下の罰金という刑罰を科されることがあります。

誹謗中傷と名誉毀損の違いとは?具体例を交えながら徹底解説!

逮捕例その2:虚像の情報を発信したことで逮捕された事例

ここでは、虚像の情報を発信したことで逮捕された事件を具体的に説明していきます。

「すしに異物が」という嘘の情報をSNSに投稿して無職の男性が逮捕

警察は高松市在住、無職の男性を名誉毀損の疑いで逮捕しました。加害者は2016年1月21日の深夜に「(寿司屋の名前)で食べた寿司に異物が購入している」というような書き込みをSNSに投稿しました。

加害者は「異物が混入している」という通報を警察に行い、警察官は直径約1cm、厚さ約2mmのプラスチック製の円形を確認しています。

しかし、加害者が医療機関で診察を受けた結果、口内に切り傷はなく、店側にも破損した備品はなかったといわれています。

信用毀損罪に問われる可能性もある

今回の加害者は、名誉毀損の疑いで逮捕されましたが、場合によっては信用毀損罪にも問われる可能性があります。信用毀損罪とは、以下のような罪です。

信用毀損罪とは?

信用毀損罪とは、虚偽の風説を流布したり偽計を用いたりして、人の信用を毀損したりその業務を妨害したりした際に成立する罪のこと。

簡単に説明すると「嘘の情報を流したり人を騙したりしたことで、相手の信用を毀損してしまった際に成立する罪」ということです。

信用毀損罪で使われる「信用を毀損した」というのは、「経済的損害を与えた」という意味を持っています。つまり、嘘の情報や人を騙すというような行為によって、相手方に経済的損害を与えた際に信用毀損罪が成立するのです。

例えば、今回の事件でいうと加害者が「寿司に異物が混入している」という情報をSNSで発信して、それによりお店の売り上げが下がったという場合は信用毀損罪が成り立つこともあります。

信用毀損罪が成立した場合は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科される可能性があります。

逮捕例その3:元アイドルへの暴言で逮捕された事例

ここでは、元アイドルへの暴言で逮捕された事件の詳細を具体的に説明していきます。

「気持ち悪い、流産しろ」などの誹謗中傷で2人の女を逮捕

元アイドルでタレントとして活動している川崎希さんに対して、インターネット上の匿名掲示板「ママスタジアム」で誹謗中傷の書き込みをしたとして山形県在住の30代主婦と大阪在住の医療事務員の女が侮辱容疑で書類送検されました。

川崎希さんに対しては、以下のような誹謗中傷が送られてきていたと言われています。

誹謗中傷の内容

  • 気持ち悪い
  • 窃盗していた
  • 流産しろ
  • 放火のチャンス
  • 妊娠していると嘘つくな

その後川崎希さんは、匿名掲示板「ママスタジアム」に対して法的措置をとりました。その結果、ママスタジアムから誹謗中傷していた人たちの個人情報を開示してもらうことに成功します。

その個人情報をもとに、誹謗中傷してきた主婦と医療事務員の女を特定し、その2人を民事及び刑事で訴えました。

様々な工程を経て、2人の加害者は書類送検されることになりますが、川崎希さんは今回の事件を振り返って「匿名で書き込みをされてすごく不安でした。誰が書いたか特定され、警察に対応していただいて良かったです」というコメントを残しています。

逮捕の決め手となった侮辱罪とは?

今回、30代の主婦と医療事務員の女は侮辱容疑で書類送検されています。侮辱とは、以下のような意味を持ちます。

侮辱とは?

侮辱とは、事実を摘示していなくても公然と人を侮辱すること。

簡単に説明すると「名誉毀損のように具体的な情報を用いていなかったとしても、匿名掲示板のような多くの人が閲覧できる場所で人を侮辱した際に侮辱が成り立つ」ということです。

侮辱罪が成立した場合は、1日以上30日未満の間、刑事施設に拘置される「拘留」、又は1,000円以上10,000円未満の制裁金を納付する「科料」が科される可能性があります。

誹謗中傷の逮捕例まとめ

この記事では、誹謗中傷の逮捕例について具体的にまとめました。もう一度おさらいすると、誹謗中傷の逮捕例は以下のようなものがあります。

ポイント

  • 高校生を誹謗中傷して無職の少年が逮捕された事例
  • 中傷ビラによって20代女性研修医が逮捕された事例
  • 「すしに異物が」という嘘の情報をSNSに投稿して無職の男性が逮捕された事例
  • 「気持ち悪い、流産しろ」などの誹謗中傷で2人の女が逮捕された事例

誹謗中傷は立派な犯罪なので、名誉毀損罪や侮辱罪に問える場合があります。

場合によっては逮捕することが出来ますので、誹謗中傷を受けてしまった場合は、証拠を集めて弁護士と警察に連絡しましょう。

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