一度汚染されてしまうと負のループとなり、なかなか抜け出すことが難しいサジェスト汚染。「もっと早く対応しておけばよかった」。とならないためにも事前に対策を行っておくことが大切です。しかし、対策を行うとしても自分自身で対策を行うには限界がありますよね。今回はサジェスト対策を専門業社に依頼する場合、料金はいくら発生するのかを解説します。
本記事で分かること
- サジェスト対策は必要?
- サジェスト対策の依頼はどこに行えばいいか
- サジェスト対策の料金はいくらか
- サジェスト対策にかかる時間はどれくらいか
サジェスト対策の必要性
何か調べ物をする際にみなさんよく利用するのが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンです。例えば「〇〇町 カフェ」と検索した場合、次のような表示がされるかと思います。
- 〇〇町 カフェ ランチ
- 〇〇町 カフェ 個室
- 〇〇町 カフェ 人気
- 〇〇町 カフェ 夜
- 〇〇町 カフェ 子連れ
ここで表示されている、〇〇町カフェの後にある「ランチ」や「個室」などは多くの人が〇〇町カフェと一緒に検索しているキーワードで、検索する補助として検索エンジンがサジェスト(提案)してくれているのです。ユーザーは、サジェストで表示されたキーワードをそのまま検索するケースが多いことから、サジェストは非常に重要です。
サジェスト対策を怠ると汚染される可能性が
インターネット社会の現代で重要となる検索エンジンとサジェスト。仮にサジェスト対策を怠った場合、企業であれば、「〇〇ホテル 汚い」「〇〇カフェ 不味い」などネガティブなキーワードが表示されることでイメージダウンになりますし、信用の損失や経営に影響を及ぼすかもしれません。これをサジェスト汚染と呼びます。
個人に対してのサジェスト汚染で一番に考えられるのが、政治家や有名人、スポーツ選手などの著名人ですが、実は私たちの誰もが被害を受ける可能性があるのです。最近では、会社名や個人名を入力した時に身に覚えのないネガティブワード(セクハラ、前科など)が表示されるケースが発生しています。それが原因で退職追い込まれた方もいらっしゃいます。
サジェスト対策のメリット・デメリット
多くの人が目にするこのサジェストをしっかり対策することで得られるメリットとデメリットがこちらです。
サジェスト対策のメリット
- 即効性がある
- アクセスが増える
- ブランディング効果が期待できる
- 対策できるキーワードが豊富
- ペナルティのリスクが低い
即効性がある
検索された場合に上位表示させるための施策としてメジャーなのが、SEO対策(Search Engine Optimization)です。しかし、SEO対策だと上位に表示されるまでには早くても3ヶ月から1年程度の時間を要すると言われています。しかし、サジェスト対策は早ければ即日、平均しても1週間以内に表示されるため、即効性に非常に優れています。
アクセスが増える
サジェストに表示されたキーワードは、非常に高いクリック率が期待できます。ユーザーが自ら検索するキーワードに対して自然に表示されるためサジェスト対策をしっかり行うことで、ユーザーの目に触れる回数が増加。大量のアクセスを獲得することが可能になります。
ブランディング効果が期待できる
検索エンジンのサジェストに企業名やサービス名のキーワードが表示されることでブランディング効果が期待できます。検索した際に、サジェストに表示されると「多くの人が検索している有名な企業・優良なサービス」というイメージをユーザーに与えることができます。サジェスト対策を上手に利用すると、WEBサイトへのアクセスアップだけではなく企業やサービスのブランディング効果をアップすることも可能です。
対策できるキーワードが豊富
SEO対策では、対策するキーワード数は1ページにつき1個にすることが望ましいと言われていますし、キーワードによっては上位化が難しい場合もあります。これは競合企業が既に対策を行っているからです。
しかし、サジェスト対策は次世代の検索エンジンマーケティングのためSEO対策と比べるとそこまで競合が存在せず、対策できるキーワードは豊富です。ただし、昨今サジェスト対策は注目を集めつつあるので、対策ができないキーワードも増えてきているので対策を行う場合は早めに行動することがおすすめです。
ペナルティのリスクが低い
SEO対策では常にペナルティの不安が付きまとってしまいます。一方で、サジェスト対策はペナルティの心配がないのでしっかりを対策を考えることができます。
サジェスト対策のデメリット
- 効果測定が困難
- サービスが終了する可能性がある
効果測定が困難
サジェスト対策のデメリットは、効果の測定が困難なところです。広告やSEO対策は、どれだけの人がサイトをクリックしたのか測定することができます。サジェスト対策は表示回数がわからず費用対効果を正確に測定することはできません。
どうしても数字でその効果を確かめたい場合は、サジェスト対策を行う前後にWEBサイトにおけるコンバージョン率やPV数を比較する必要があります。
サービスが終了する可能性がある
サジェスト機能は、GoogleやYahoo!が提供するサービスです。万が一サービスが終了する場合は、表示されなく可能性がありますので注意が必要です。
効果的な5つのサジェスト対策と料金
- Googleサジェスト削除申請フォームを利用する
- Yahoo!検索 関連検索ワードに関する情報提供フォームから削除を依頼する
- コンテンツ作成者に削除を依頼する
- 弁護士に依頼する
- 専門業者に依頼する
しっかりと対策を行わないと恐ろしい事になるサジェスト対策ですが、具体的な対策方法がこちらです。
1〜3の対策についてはGoogleやYahoo!、ウェブサイトのポリシーに触れていない限り対応してもうことは難しく、あまり現実的な方法ではないかもしれません。しかし、自分自身で対策を行うことが可能ですので料金が発生することはありません。
Googleサジェスト削除申請フォームを利用する
これはGoogleでのサジェスト汚染のみ対応している方法ですが、Googleサジェスト削除申請フォームから自身で削除依頼をすることができます。
削除してもらう判断基準としては、オートコンプリートポリシーに違反しているサジェストであることが条件です。オートコンプリートポリシーとは、Googleが定めた不適切な検索候補に関する規定で、具体的には以下のような内容が削除対象となります。
- 暴力的または残虐的な内容のサジェスト
- 性的表現、下品な表現内容を含むサジェスト
- 特定の集団に対して差別的な内容のサジェスト
- 著名人に対する不適切かつ抽象的なサジェスト
- 危険なサジェスト
申請を行いその後、該当しているか否かGoogle側が精査を行います。削除申請を行いたい場合はまず上記に該当するのか確認してみましょう。
Yahoo!サジェストの削除依頼方法
Yahoo!のサジェストに表示された汚染ワードの削除申請は、Yahoo!公式サイトにある「Yahoo!検索 関連検索ワードに関する情報提供フォーム」から行うことができます。
- 画面に表示されている内容に沿って入力、確認事項をチェック
- 関連検索ワードの情報提供を選択
- 検索結果ページのURLの欄に検索結果のアドレスバーに表示されるURLを入力
- 関連検索ワードの欄にサジェストに表示されている汚染ワードを入力
- 詳細欄に削除希望の理由を明記、該当のワードがどのような法律に違反しているかを分かりやすく書く
- 記入漏れがないか確認し、送信
Yahoo!に削除申請を行っても、削除可否についてYahoo!側から申請者に連絡が来ることはありません。削除可能と判断された場合は最短で1日〜1週間程度で対応してもらえます。
コンテンツ作成者に削除を依頼する
サジェスト汚染が発生する理由として、ネガティブな情報が書かれウェブサイトや掲示板が存在していることが考えられます。そういった情報をみた人がネガティブなキーワードで検索してしまうと、またサジェストにネガティブワードが表示される可能性があります。
せっかく削除を行ってもらったのが水の泡となってしまいますので、情報の出どころを改善しなければ根本的な解決にはなりません。
そこでぜひ実施していただきたいのが、ネガティブな情報を掲載しているウェブサイトの管理者に直接連絡し、記事やコンテンツの削除依頼を行うことです。
いきなり直接連絡することは緊張してしまいますが、最も効果がある方法だといえます。
ウェブサイト管理者に連絡する方法はメールや電話などありますが、ほとんどのウェブサイトにはお問い合わせフォームが設置しているので、そこから連絡する方法が一番得策だといえます。
弁護士に依頼する場合の料金
インターネットでの問題は、プロバイダ責任制限法や迷惑メール防止法、サーバやドメイン、などインターネットについての知識が求められますので、ネットに強い弁護士であることをしっかり確認して依頼を行ってください。
弁護士に依頼を行うと気になるのが、料金です。弁護士費用として支払う必要があるのは下記の通り。サジェスト対策の場合だと、費用は10万円が相場となるようですが、別途相談料や着手金を支払わなければいけないので実質10万円以上かかると思っていた方が良さそうです。
- 相談料
- 着手金
- 報酬金
- 実費
相談料
相場としては、1時間1万円程度と言われています。相談内容によっては相談料初回無料としている法律事務所も多いので、まずは無料相談の弁護士を探してみる方がいいかもしれません。
着手金
着手金とは、依頼時に発生する料金のことです。依頼内容の結果に関わらず返金されないお金で、着手金がいくらかかるのかは依頼する内容や法律事務所によって異なります。
報酬金
報酬金とは、依頼解決時に発生する費用のことを指します。
実費
実費とは、例えば書面の作成や仕事に関して生じる費用のことです。弁護士が活動するにあたり発生した交通費もここに含まれます。
専門業者に依頼する
GoogleやYahoo!への削除依頼、弁護士への相談を行っても場合によっては削除できないこともあるかもしれません。そのような時にぜひ利用していただきたのが、インターネット誹謗中傷・削除などを専門としている業者です。
どのようなサジェスト対策を行った方がいいか、内容に沿った提案をしてくれるので、より根本的な解決を目指すことができます。
サジェスト対策だけではなく下記のような場合も相談に応じてくれますので、サジェスト対策と合わせて相談することも良いかもしれません。
- 匿名の掲示板で企業情報や個人情報が書かれている
- 根拠のない悪い評判が書かれ風評被害を受けている
- 口コミサイトに身に覚えのないネガティブな書き込みがある
- SNSやブログに誹謗中傷の内容が書かれている
サジェスト対策の料金
- 成果報酬型
- 継続課金型
- 前入金型
- 風評ワード消し放題
- 完全成功報酬型 など
専門業社に依頼する場合のサジェスト対策料金形態は、さまざまですので自分にはどの料金形態が適しているのかを判断しなければいけません。
サジェスト対策の無料相談実施中!お気軽にご相談ください
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- 豊富な対策内容
- 即日対応のご利用満足度
お客様に納得いただいてから対策に入りますし、施策開始後も打ち合わせを行いながら進めていきますのでどんなことでもご相談ください。
まとめ
サジェスト対策を依頼する場合の料金について解説しました。簡単にポイントをまとめておきます。
本記事のポイント
- サジェスト対策を行うことで企業や個人のイメージアップにつながる
- サジェスト対策は個人でも行うことができるが効果は見込めない
- サジェスト対策を弁護士に依頼する場合は10万円以上の費用がかかる可能性が高い
- 根本的なサジェスト対策を行いたいのであれば専門業社へ依頼
今回はサジェスト対策に必要な料金についてお伝えしました。サジェスト対策は自分自身でも手続きを行うことは可能です。しかし、インターネットの知識が必要ですし、上手く利用することで企業のイメージアップやプロモーションとしても活用できますので、まずは気軽に弊社など専門業者へお問い合わせください。