インターネット上で自社の名前を検索すると「関連ワードにネガティブなキーワードが表示されてしまう」といった経験ありませんか?こういったネガティブなキーワードがインターネット上に表示されていると、企業としては一刻も早くなくしてしまいたいものです。特にインターネットが発達した現代では多くの方がインターネットを使用し、関連キーワードに触れる機会がとても多くあります。
多くのユーザーの目に触れる関連キーワードにネガティブなキーワードが表示されていることは、企業にとって大きなリスクになります。そのためネガティブなキーワードが表示されている場合は早急に対応する必要があります。この記事では関連キーワードが及ぼすリスクや、格安で関連キーワードを削除する方法についてまとめましたので是非、参考にして下さい。
関連キーワードが表示される仕組み
まずインターネット上に関連キーワードが表示されてしまう仕組みについて説明していきたいと思います。この仕組みを頭に入れておくことで、今どういった部分で問題になっているのかを知ることができるので、適切な対処をすることができるようになります。
引用:https://itbengo-pro.com/columns/27/
インターネット上で何かを検索した際に上記のように関連キーワードが自動的に表示されていると思います。例えば、上記であれば「〇〇株式会社」と検索をかけた際に自動的に「過労死」や「ブラック」のようなネガティブな関連キーワードが表示される仕組みになっています。こういったネガティブな関連キーワードが表示されてしまう背景にはユーザーの検索数が関係してきます。
関連キーワードは検索する人が多かったものが関連として表示される仕組みになっています。また、左上に表示されている関連キーワードの検索数が一番多く、右下に行くにつれて検索数は減少します。
なので、上記の場合であれば「過労死」が一番検索されており、「資本金」が関連キーワードの中では一番検索数が少ないということになります。この関連キーワードはYahooとGoogleでは表示される内容が異なる場合があります。例えば「冬休み」で検索をかけた場合、YahooとGoogleでは以下のように関連キーワードが異なります。
Yahoo
この違いはYahooとGoogleの関連キーワードの更新周期によって変わってきます。YahooとGoogleを比べた際、GoogleよりもYahooの方が関連キーワードが入れ替わる順番が早い傾向にあります。
ポイント
- Yahoo関連キーワード➡1日に一回
- Google関連キーワード➡15日に1回(2週間に1回、月に2回)
なので、Googleの方の関連キーワードでネガティブな内容が表示されていた場合は長期に渡って検索されている可能性が高いということになります。また、Twitterなどの投稿によって急に炎上し、ユーザーが多く検索した場合はGoogleよりもYahooの方が早く関連キーワードに表示されるということになります。
当然、YahooとGoogleの両方に表示されている場合は短期的にも長期的にも検索されている内容になりますので、早急な対策が必要になります。
ポイント
Yahooの関連キーワードは”今話題になっていること”
Googleの関連キーワードは”長期的に検索されていること”
また、その他にもYahooとGoogleの関連キーワードには「該当サイトの存在数の違い」を挙げることができます。
Yahooの関連キーワードの場合、実際にユーザーが検索している内容が直接関連キーワードに表示されますが、Googleの関連キーワードの場合は少し違います。例えば「△企業」というキーワードで検索をした場合、Yahooの関連キーワードには何も表示されていなくてもGoogleの関連キーワードで「△企業 ブラック」と表示される可能性もあります。
この場合は「ユーザーは”ブラック”という言葉で沢山検索はしていないが、検索ページの中に”△企業ブラック”といった言葉を含んだサイトがいくつか存在するため、表示されている状態になる」ということです。このように検索数が少なくても、そのキーワードを含んだ該当サイトが一定数存在している場合は関連ワードに表示されることがあるので、この場合はそこまで焦る必要はないかと思います。
ポイント
- Yahooの関連キーワードは”ユーザーの検索数”
- Googleの関連キーワードは”検索数+該当サイトが一定数存在していること”
YahooとGoogleの関連キーワードを見比べ、片方だけにネガティブなキーワードが存在しているのか、両方に存在しているのか、などを調べることによって、どういった状態で関連キーワードが問題になっているのかを知ることができるので削除する前に是非、確認してみて下さい。
関連キーワードがもたらすリスク
ここでは関連キーワードがもたらすリスクついてまとめていきます。関連キーワードにネガティブなキーワードが表示されているのにも関わらず何も対策をせずに放っておくと、企業にとって大きなリスクとなる可能性が高いです。なので、ここで関連キーワードによるリスクを知り、しっかりと対策をしていきましょう。
①企業の採用率の低下
今の時代、多くのネットユーザーは商品を購入する際に口コミを参考にして商品を購入します。飲食店に訪れる際も「食べログ」のような口コミサイトを見て評判を確認してから訪れる方がほとんどです。いくらそのサービスが魅力的でも、口コミの評判があまり良くなければそのサービスを利用することを辞めてしまうユーザーは増加するでしょう。
こういった口コミは当然、企業にも大きな影響を与えます。多くの就活生は気になる企業を受ける際にその企業に関する評判をインターネットで検索をします。その際に「〇〇 ブラック」といったネガティブなキーワードが表示されていた場合、その企業に応募することを控えてしまう可能性は十分にあります。
以下のグラフは日経ビジネスの新卒学生に対するアンケートの結果ですが、9割以上の学生がネット上でブラック企業と呼ばれる会社への志望を辞めていることが分かると思います。
引用:https://fuhyo-sos.com/glossary/net-fuhyo-higai/
ネガティブなキーワードが原因で企業に応募する求職者が低下し、最終的に採用率低下に繋がる恐れがあるので注意しましょう。
②売上の低下
関連キーワードにネガティブなキーワードが表示されていた場合、採用率の低下に付随して企業の売上低下にも繋がります。採用率が低下するということは優秀な人材の確保が困難になることになります。会社の成長にとって優秀な人材の確保は必須であるため、そういった人材の確保が困難になれば会社の成長は止まってしまい最終的に会社の売上低下に繋がる恐れがあります。
また、商品やサービスを提供している会社であれば、それらに関する悪評は当然会社の売上を低下させます。ネット上に書かれた悪評により商品が売れなくなってしまい、会社が倒産に追い込まれた事例もあるのでネット上の悪評をそのままにしておくのは非常に危険です。
以下のグラフも先ほどのグラフ同様、日経ビジネスの新卒学生に対するアンケートで「評判の悪い企業の製品やサービスを利用したいかどうか」というアンケートの結果になります。
引用:https://fuhyo-sos.com/glossary/net-fuhyo-higai/
6割以上の方が「企業の製品やサービスを利用したくない」というアンケートに回答しました。これだけのユーザーが商品やサービスを利用しなくなれば会社の売上に大きなマイナスの打撃を与えることは間違いありません。
関連キーワードを格安で削除する方法
上記のアンケートの結果からも分かる通り、ネガティブな関連キーワードによる悪影響はかなり大きなものとなっています。そのままの状態にしておけば企業の倒産にも繋がる問題であるため、早急に対処する必要があります。ここでは関連キーワードを格安で削除する方法についてまとめていくので是非、削除をする際の参考にして下さい。
Googleに削除依頼
関連キーワードの削除についてはGoogleに削除を依頼することができます。以下、Googleに削除依頼を申請するまでの手順になります。
Googleの法的削除申請の窓口「法律に基づく削除に関する他の問題を報告する – Legal ヘルプ」にアクセス
「A会社」と検索して関連キーワードに「ブラック」と表示されている場合は以下のような記入例になります。
ポイント
- 検索キーワード➡A会社
- 不適切とお考えの検索候補➡ブラック
- コンテンツが表示される国➡日本
- 理由➡「A会社」と検索すると関連キーワードに「ブラック」というワードが表示されますが、A会社にはこのような事実はなく、これは刑法230条1項の「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。」に該当すると思われます。
そして次に以下のように関連キーワードの該当箇所のスクリーンショットを添付します。
最後にチェックボックスをオンにし、指名を著名し、送信して完了になります。
削除依頼を送ってから約1ヶ月で関連キーワードを削除するかどうかについての回答がGoogleから送られてきます。
Googleに削除依頼をするだけなので、この方法に費用はかかりません。ただ、削除申請をしたからといって関連キーワードが100%削除されるとは限りませんので注意して下さい。
Yahooに削除依頼
GoogleだけではなくYahooにも関連キーワードの削除依頼を出すことができます。以下、Yahooに削除依頼を申請するまでの手順になります。
「Yahoo!検索 - 関連検索ワードに関する情報提供フォーム」にアクセス
①ブラウザでネガティブな関連検索キーワードが表示されているページのURLを「検索結果ページのURL1」に貼り付けます。
例えば「A会社」と検索して関連キーワードに「A会社 ブラック」と表示されている場合は検索ページ上部に表示されている以下の部分のURLをコピーします。
②「関連検索ワード」の部分に削除したいキーワードを入れます。先ほどの例だと 「A会社 ブラック」になります。
③削除したいキーワードが複数ある場合はページURL2と検索ワード2に上記1、2と同じ手順で入力をしていって下さい。1つだけの場合はこの箇所は空欄で大丈夫です。
④「詳細」の部分で削除理由を記載します。「名誉棄損」や「プライバシー権侵害」などを理由に削除依頼を送信しましょう。
こちらもGoogle同様費用はかかることはありませんので無料で関連キーワードを削除することができます。ただ、削除申請をしたからといって関連キーワードが100%削除されるとは限りませんので注意して下さい。
専門家に依頼する
GoogleやYahooに削除依頼を出しても、その依頼が通るとは限りません。その場合は専門家に依頼をするのも1つの方法になります。弁護士や誹謗中傷業者に依頼することでGoogleやYahooで削除することができなかったキーワードを削除することができる場合があります。弁護士の場合は特にIT問題に特化している弁護士に依頼をすることで削除申請を通すことができる可能性が高くなります。
以下に関連キーワード削除を行っている企業を価格が安い順番からまとめましたので参考にして下さい。
関連キーワード削除格安No1:ネットイレイサー
ネットイレイサーではネガティブワード1ワードにつき最低500円から削除を請け負っています。500円という金額は業界最安値になるので安さ重視の方にはお勧めです。
ネガティブワードクリーナー
ネガティブワードクリーナーでは関連するネガティブワードを1000円で削除することが可能になっています。こちらもネットイレイサーに次ぎ、かなり安い料金となっています。
株式会社IMソリューション
IMソリューションではWeb検索時に表示される関連検索キーワード削除を1万円から請け負っています。2ちゃんねるの削除依頼やwebコンテンツの削除も1万円から請け負っているので風評被害対策全般の対策が可能になります。
株式会社 株式会社プラスイー
株式会社プラスイーはYahoo!サジェストやYahoo!虫眼鏡に表示される関連ワードの削除率96%以上を誇る会社です。関連キーワードの削除は月額4万4800円となっていますので高確率で関連キーワードを削除したい方にはお勧めです。
ベリーベスト法律事務所
ベリーズベストの最大の強みは初回相談60分無料、削除請求は着手金0円、報酬金5万円からといった格安なサービスを展開している点です。170名以上の弁護士が存在する大きな事務所なので安心です。
弁護士法人咲くやこの花法律事務所
弁護士法人咲くやこの花法律事務所は風評被害の削除に対応する弁護士法人です。風評被害記事の削除要請は5万円から対応しています。誹謗中傷や風評被害に関する問題は全般的に対応可能となっており、書き込みをした人物の特定や損害賠償請求の成功など多くの成功事例があります。
関連キーワードの削除に関しては一般的な相場としては2万円~10万円ほどになっています。なので、500円や1000円という金額はかなり格安であることが良く分かると思います。価格があまりにも安くて不安だという方は4万円~6万円程度の関連キーワード削除対策をしてもらうことをお勧めします。
また、弊社株式会社BLITZ Marketingでも風評被害に対して様々な切り口からの対策を施しています。ネガティブキーワードの押し下げや記事削除に関してプロのコンサルタントがあなたに最適な解決策を提案致します。完全無料での相談も行っていますのでお気軽にお尋ね下さい。
関連キーワードを防ぐために今後できること
この記事では
ポイント
- 関連キーワードが表示される仕組み
- 関連キーワードの表示により起こり得る企業リスク
- 関連キーワードの削除方法
についてまとめました。
起こり得る企業リスクとしては
ポイント
- 企業の採用率の低下
- 売上の低下
の2点が挙げられます。
関連キーワードの削除方法としては
ポイント
- Googleに削除依頼
- Yahooに削除依頼
- 専門家に依頼する
の3点が挙げられます。
関連キーワードにネガティブな記事が表示されてしまった場合は早急に対処する必要がありますが、一番の対処法は関連キーワードにネガティブなワードを表示させないように予め対策を練っておくことです。
関連キーワードにネガティブなワードが表示される前に常日頃自社についての評判や口コミなどをネットやSNSで調査することで、ネガティブワードが拡散することを防ぐことができる可能性が高くなります。以下の記事では「悪評を拡大を未然に防ぐめ対処法」についてまとめていますので是非、参考にして下さい。
https://webleach.net/blog/926/