病院なびとは、「遅くまで診察可能」や「ネット予約可能」など様々な条件で全国にある医療機関の情報を検索することが出来る病院検索サイトです。病院なびには、情報の一つとして実際に病院やクリニックに通った人の感想を閲覧することが出来る「口コミ」があるのですが、この口コミを悪用して嫌がらせや誹謗中傷のコメントを投稿する人がいます。
悪質な口コミを投稿されてしまうと、病院やクリニックの経営に悪影響を及ぼす危険性があるのでなるべく早めに口コミを削除していきたいところですが「病院なびに投稿された悪質な口コミの削除方法が分からない」という人も多いのではないでしょうか?
そのような方のために、この記事では病院なびに投稿された悪質な口コミの削除方法について具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
病院なびに投稿された悪質な口コミを削除することは可能なのか?
結論から言いますと、病院なびの利用規約の第13条(禁止行為)に当てはまる口コミであれば削除してもらえる可能性が高いと言えます。
しかし、悪質な口コミであったとしても病院なびの利用規約の第13条(禁止行為)に当てはまらない口コミであれば削除してもらえる可能性は低いと考えられますので注意してください。
このように悪質な口コミであれば何でも削除してもらえるという訳ではありませんので、まずは削除してもらえる可能性が高いと言える口コミの種類について確認していきましょう。以下が病院なびで定められている禁止行為の種類です。
病院なびで禁止されている口コミの種類
- 法令の定めに違反する、もしくは違反する恐れがある口コミ
- 特定の医師、医療機関、医療機器、化粧品、医薬品、医薬部外品などを宣伝していると捉えることが出来る口コミ
- 化粧品、医薬品、医薬部外品などの名前、製造方法、ききめ、効果、性能に関する虚偽または誇大な表示や第三者が保証したと誤解されるおそれがある口コミ
- 明らかに嘘の情報であると捉えることが出来る口コミ
- 犯罪行為を勧誘・助長する恐れのある口コミ
- 第三者の財産権や著作権、商標権や知的所有権などを侵害する口コミ
- 第三者のプライバシーを害する口コミ
- 第三者の名誉・信用を侵害する口コミ
- 過激な表現・非難など利用者に不愉快な印象を与える口コミ
- 差別に繋がるような口コミ
上記の禁止行為は一部ですが、病院なびにはこのような禁止行為が定められています。病院なびに投稿された悪質な口コミを削除してもらうためには、病院なびに削除依頼を出す必要があるのですが、削除依頼文には「病院なびの利用規約の第13条(禁止行為)に記載されている○○な行為に該当する」という文章が必要です。
これが必須という訳ではありませんが、この文章がないと説得力が欠ける削除依頼になってしまいます。口コミの削除成功率を上げるためには必要な文章なので、病院なびの利用規約を確認して「どの禁止行為に該当する口コミなのか」ということを必ず明確にしておきましょう。
問い合わせをした場合に削除してもらえる可能性が高いと言える口コミの具体例
ここでは、病院なびに問い合わせをした場合、削除してもらえる可能性が高いと言える口コミの具体例を紹介していきます。
特定の医師や医薬品などを宣伝する口コミ
病院なびに問い合わせをした場合、以下のような口コミであれば削除してもらえる可能性が高いと考えられます
削除してもらえる可能性が高い口コミの具体例
- 「○○病院に勤めている○○さんよりも、○○病院の○○さんの方が良いですよ」という口コミ
- 「○○クリニックが処方する薬よりも、○○クリニックの方が良い薬を処方してくれます」という口コミ
- 「○○に悩んでいる人は、○○医院をおすすめします」という口コミ
上記のような特定の医師や医薬品などを宣伝する口コミであれば、病院なびの利用規約の第13条(禁止行為)に記載されている「特定の医師、医療機関、医療機器、化粧品、医薬品、医薬部外品などの宣伝広告(ただし、第9条2項に定める配信者の配信する広告を除く)と認められる行為」という禁止行為に当てはまる可能性が高いと言えます。
医薬品の効果やききめなどを第三者に誤解させるような口コミ
病院なびに問い合わせをした場合、以下のような口コミであれば削除してもらえる可能性が高いと考えられます
削除してもらえる可能性が高い口コミの具体例
- 「この病院から処方される薬を一日5回飲むと、すぐに体調が良くなります」という口コミ
- 「○○クリニックで処方される薬は全部ききめがない!最悪なクリニックだ!」という口コミ
- 「○○医院でもらえる○○をたくさん飲むと、ダイエット効果があります」という口コミ
上記のように医薬品の効果やききめなどを第三者に誤解させるような口コミであれば、病院なびの利用規約の第13条(禁止行為)に記載されている「化粧品、医薬品、医薬部外品などの名前、製造方法、ききめ、効果、性能に関する虚偽または誇大な表示や第三者が保証したと誤解されるおそれがある行為」という禁止行為に当てはまる可能性が高いと言えます。
事実に反することが明らかな口コミ
病院なびに問い合わせをした場合、以下のような口コミであれば削除してもらえる可能性が高いと考えられます
削除してもらえる可能性が高い口コミの具体例
- 「○○病院に勤めている○○さん適当に診察している!」という口コミ
- 「○○クリニックに勤めている○○さんは、反社会勢力の人と繋がっているらしい」という口コミ
- 「○○医院に勤めている○○さんは、適当な薬も追加でつけてきます!ぼったくりだ!」という口コミ
上記のように事実に反することが明らかな口コミであれば、病院なびの利用規約の第13条(禁止行為)に記載されている「事実に反することが明らかな行為」という禁止行為に当てはまる可能性が高いと言えます。
病院なびに対して口コミの削除依頼を出す方法
ここでは、病院なびに対して口コミの削除依頼を出す方法について具体的に説明していきます。それではまず、病院なびのホームページにアクセスしてください。
病院なびのホームページにアクセスした場合、サイトの最下部までスクロールして「掲載している情報についてのご注意」という欄にある「お問い合わせフォーム」という項目をクリックしましょう。
出典: 病院なび
「お問い合わせフォーム」という項目をクリックすると、以下のようなお問い合わせフォームが表示されるので必要事項を記入してきます。
出典: 病院なび
お問い合わせフォームにある「お問い合わせ内容」という項目には以下のような削除依頼文を記載してください。必要事項や削除依頼文を記入して、送信すれば口コミの削除依頼完了です。
削除依頼例文
お世話になります。○○病院に勤めている○○と申します。この度は以下の口コミの削除・非表示をお願いしたく、ご連絡させていただきました。
- 医院・病院名:○○病院
- 医院・病院の住所:○○県○○市~
- 医院・病院情報が掲載されているページのURL:https~
- 削除・非表示をお願いしたい口コミ:(削除・非表示してほしい口コミをコピー&ペーストしてください。)
「例)○○医院でもらえる○○をたくさん飲むと、ダイエット効果があります」という口コミが投稿されていますが、○○病院でそのような事実は確認されておりません。
こちらの投稿は、病院なびの利用規約の第13条(禁止行為)に記載されている「化粧品、医薬品、医薬部外品などの名前、製造方法、ききめ、効果、性能に関する虚偽または誇大な表示や第三者が保証したと誤解されるおそれがある行為」という禁止行為に当たります。
(病院なびに投稿された口コミによって被害や損害が出ている場合は、こちらに被害・損害状況を記載してください。)
該当する口コミは、○○病院の経営やイメージ、そして信用などに悪影響を及ぼしかねない(及ぼしている)ため、早急に口コミの削除をお願い致します。
病院なびに投稿された悪質な口コミの削除方法まとめ
この記事では、病院なびに投稿された悪質な口コミの削除方法について具体的にまとめました。もう一度おさらいすると、病院なびに投稿された悪質な口コミの削除方法は以下の通りです。
まとめ
- 病院なびのホームページにアクセス→「お問い合わせフォーム」という項目をクリック→必要事項を記入して送信する→削除依頼完了
悪質な口コミは病院やクリニックの信用を落としてしまう危険性があるので、なるべく早めに削除しましょう。