誹謗中傷対策

SNSトラブルの発生件数は増加傾向に!トラブルの詳細と対策方法を徹底解説!

2020年6月27日

現在は、小学生もスマートフォンを使ってSNSを利用しています。SNSを利用する年代が幅広くなっていることで、TwitterやInstagramなどの利用者数は年々増加傾向にあるのですが、その反面、SNSが絡んだトラブル発生件数も年々増加傾向にあります。

しかし、SNSトラブルが年々増加していると言われても「実際にどのくらいSNSトラブルが発生しているの?」という疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか?

そのような方のために、この記事ではSNSが絡んだトラブルの発生件数について具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

SNSが絡んだトラブルの発生件数について解説

ここでは、警察庁生活安全局少年課が発表している資料を参考にして、SNSトラブルの発生件数を具体的に説明していきます。

全体的にSNSトラブルは増加傾向にある

ここでは、全体的に見たSNSトラブルの発生件数と罪種別に見たSNSトラブルの発生件数について具体的に説明していきます。以下の画像は、警察庁生活安全局少年課が発表している罪種別に見たSNSトラブルの発生件数です。

出典:警察庁生活安全局少年課

SNSが絡んだトラブルの発生件数が平成21年は1,136件だったのに対して、平成30年は1,811件なので、10年で約1.5倍になったということがグラフを見て分かります。

平成29年に比べて平成30年のSNSトラブル発生件数は2件減少しましたが、平成25年から年々増加傾向にあり、大きく減少したことはないということも分かります。

また、平成30年に発生したSNSトラブルを罪種別に見てみると最も多いのが「青少年保護育成条例違反」で749件、2番目に多いのが「児童買春」で399件、3番目に多いのが「児童ポルノ」で545件という結果になりました。

このようにSNSトラブルの発生件数が年々増加傾向にあるのは、スマートフォンやパソコンなどを所有・利用している青少年が増えているというのが1つの要因です。

SNSトラブルに巻き込まれているのは高校生が多い

ここでは、学職別に見たSNSトラブルの発生件数について説明していきます。以下の画像は、警察庁生活安全局少年課が発表している学職別に見たSNSトラブルの発生件数です。

出典:警察庁生活安全局少年課

平成30年に発生したSNSトラブルを学職別に見てみると最も多いのが高校生で991件(約5割)、2番目に多いのが中学生で624件(約4割)、3番目に多いのがその他で141件(約1割)という結果になりました。

上記のグラフからは、小学生やその他に関しては被害件数が横ばいであるが、中学生と高校生に関してはSNSトラブルの発生件数が年々増加傾向にあるということが分かります。

このように中高生がSNSトラブルに巻き込まれやすい理由としては、フィルタリングをつけていないスマートフォンを持っている人が多いからと言われています。

SNSトラブルが発生しやすいサイトとしてはTwitterが最多

ここでは、サイト別に見たSNSトラブルの発生件数について説明していきます。以下の画像は、警察庁生活安全局少年課が発表しているサイト別に見たSNSトラブルの発生件数です。

出典:警察庁生活安全局少年課

平成30年に発生したSNSトラブルをサイト別に見てみると最も多いのが「Twitter」で718件、2番目に多いのがインターネット掲示板の「ひま部」で214件、3番目に多いのが無料通話・会話アプリの「LINE」で80件という結果になりました。

上記のグラフからは、Twitterやインターネット掲示板によるSNSトラブルが増加しているということが分かります。

このようにSNSやインターネット掲示板でSNSトラブルが発生しやすい理由としては、匿名で利用することが出来るため、軽い気持ちで悪口や嫌がらせをする人が多いからと言われています。

SNSトラブルに巻き込まれないようにするための対策方法

警察庁生活安全局少年課が発表している資料を参考にすると、SNSトラブルは年々増加傾向にあるということが分かりました。

今回の資料を見る限りでは、今後もSNSトラブルの発生件数が増えていくということが予想されます。そのためには、SNSトラブルに巻き込まれないように対策して行かなければいけません。

そのためここでは、SNSトラブルに巻き込まれないようにするための対策方法について具体的に説明していきます。

投稿内容だけで相手を信頼するのは危険ということを理解させる

インターネット上には、危ない投稿があるということを知っている子供たちは比較的多い傾向にあるのですが、ほとんどの子供はインターネット上の知り合いに対しては疑いを持ちません。

これは、無料通話アプリやSNSなど、インターネット上で会話する機会が増えてしまったことが一つの原因だと言われています。

しかし、趣味が同じだから、自分の悩みを聞いてくれるからといって、その相手が必ずしも良い人だとは限りません。

そのため子供には、「人を騙すなら人に合わせて信頼関係を作っていくというのは当然のことだから、投稿だけで相手を信頼してはいけないよ」ということを理解させるようにしましょう。

性的な写真や動画は絶対に送らない・撮らせない

特に中高生が巻き込まれやすいSNSトラブルとして「児童ポルノ」があります。児童ポルノのトラブルに遭わないようにするためには、絶対に性的な写真や動画を撮らせない・送らないということを子供に徹底させましょう。

パートナーとの交際期間が長くなればなるほど、パートナーを信頼する気持ちが強くなるというのは自然なことですが、それでも性的な写真や動画を撮らせる・送るということは絶対に辞めさせましょう。

現在は、パートナーに限らず、パートナー以外の人に性的な画像・動画を流出させられたという被害も発生しています。例えば、子供がパートナーに性的な画像・動画を送ったとしましょう。

パートナーのスマートフォンがハッキングされてしまい、性的な画像・動画を盗まれてしまったら、ハッキングした犯人がネット掲示板やSNSでその画像や動画を拡散するかもしれません。

そのような被害に遭ってしまった場合は、性的な写真を送った子供にも少なからず責任があります。

自分の身は自分で守るというのが一番効果的ですので、「性的な写真や動画を撮らせる・送るのは絶対にしてはいけない」ということを子供に理解させるようにしましょう。

「ダメなものはダメ」と伝える

TwitterやInstagramなど、現在は色々な人の生活をSNSで閲覧することが出来るようになりました。中には、高級車に乗っている姿をSNSにアップする人がいたり、ドラマで女優が着ていた服を着てSNSにアップしたりしている人もいます。

このような豪華なものに対しては、大人に限らず子供も憧れを抱くはずです。大人であれば「働いて貯金をして手に入れよう」と考える人が多いと思いますが、子供の場合は「何としてでも手に入れよう」と考える場合が多い傾向にあります。

その結果、パパ活や援助交際といった危険な手段に手を出してしまう人もいます。しかし、パパ活や援助交際などは誘拐されたり脅迫されたりと常に危険と隣り合わせです。

根本的に18歳未満の援助交際は、児童春買・児童ポルノ禁止法で禁じられており、サイバー補導の対象となっています。

子供は、精神的にもまだ未熟で自分の気持ちをコントロールすることが出来ないというのが多いのが現状です。親御さんの方から必ず「ダメなものはダメ」だということを伝えると同時に、犯罪に巻き込まれる・加担する危険性があるということを子供に理解させるようにしましょう。

SNSが絡んだトラブル発生件数まとめ

この記事では、SNSが絡んだトラブル発生件数について具体的にまとめました。もう一度おさらいすると、SNSが絡んだトラブル発生件数は以下の通りです。

まとめ

  • SNSが絡んだトラブル発生件数は年々増加傾向にある
  • SNSトラブルの発生件数を罪種別に見ると「青少年保護育成条例違反」が最も多い
  • SNSトラブルの発生件数を学職別に見ると「高校生」が最も多い
  • SNSトラブルの発生件数をサイト別に見ると「Twitter」が最も多い

SNSがより身近になった現在、一歩間違えればトラブルに巻き込まれてしまいます。自分の身は自分で守らなければいけないので、SNSの使い方を子供にしっかりと理解させるようにしましょう。

誹謗中傷被害の相談をする

人気記事

スマホ画面のイメージ画像 1

ストレスのはけ口や愚痴を書き込む場所として使っている人も多いSNS。そのような投稿をしている人が多いため、2018年には1800人以上の未成年者がSNS上のトラブルや事件に巻き込まれています。 大体1 ...

タイトル画像 2

誹謗中傷とは嘘の情報や証拠がない情報などで特定の人物を罵り、誹謗中傷を行うことです。 特にSNSやネットの掲示板では、誹謗中傷の発言が頻繁書き込まれています。 しかし「誹謗中傷の発言」と言われても、実 ...

タイトル画像 3

元バイトAKB所属のアイドルで現在は人気ラーメン店「麺匠八雲」を経営する梅澤愛優香さん(24)がネット上の誹謗中傷トラブルに遭い、民事提訴を起こしたことが明らかとなりました。 今回は梅澤さんの誹謗中傷 ...

-誹謗中傷対策
-, , , , ,

Copyright© 誹謗中傷対策サービス&情報 - WEBLEACH(ウェブリーチ) | 株式会社BLITZ Marketing , 2024 All Rights Reserved.