あなたはインターネット上で自分の名前を検索したことがありますか?検索したことがない方はぜひ一度、自分の名前や運営するコンテンツを検索してみてください。
自分の名前を検索して評価を確認することを一般的には「エゴサーチ」と呼ぶことをご存じでしょうか。これを定期的に行うことで、インターネット上の危険から自分の身を守ることができます。
検索結果によっては予期していない悪評や悪口が見つかったり、SNSからの写真などの個人情報の流出が発覚したりする可能性は十分あるといえるでしょう。仮に危険な状態であっても、適切な対処を講じれば問題ありません。
今回は、自分の名前を検索することで気付くことが多い危険なケースと対策について紹介します。
本記事で分かること
・自分の名前を検索することに危険性があるか
・自分で検索することで何が分かるのか
・個人でできる対策や対処法
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もくじ
自分の名前を検索する方法
まずは、インターネット上で自分の名前を検索する方法をご紹介します。「普段は好きな芸能人や気になるお店しか検索しない」という方も、この機会に自分の名前を検索してみてはいかがでしょうか。
エゴサーチとは
冒頭でエゴサーチとは何か紹介しましたが、ここではより具体的に紹介したいと思います。エゴサーチという言葉を始めて知った方もいるかもしれませんね。
エゴサーチとは、検索エンジンやSNSを介してインターネット上での自分の評価などを確認することをいいます。検索するワードは、自分の名前や管理するコンテンツ(ホームページやブログなど)の場合が大半です。
エゴサーチを省略して「エゴサ」として使用することもあり、使用する際は「エゴサする」といった形が一般的となっています。「エゴサ」と聞いてピンときた方もいるかもしれませんね。
エゴサーチは一昔前までは芸能人がするものとされていました。しかし、最近は一般人がするケースも増えています。
検索する方法
自分の名前を検索する方法は大きく分けて3つあります。
- 検索エンジンで検索する
- 画像検索する
- SNSで検索する
それぞれの検索方法について簡単に解説しますので、これからエゴサーチしてみようと考えている方は参考にしてみてください。
検索エンジンで検索する
検索エンジンで検索する方法は、googleやyahooの検索フォームに自分の名前などを入力して検索するものです。サイトや掲示板にあなたに関する書き込みがあれば、不利益なものに関係なく表示されます。悪評や悪口を発見するのにおすすめの方法です。
画像検索する
検索エンジンの画像検索で自分の名前を検索するのも、エゴサーチには有効な方法だといえるでしょう。FacebookなどのSNSにあなたの画像がアップロードしてあれば、画像検索した際に表示されます。
自らがアップロードした画像であればいいのですが、知らないうちに写真にタグ付けされてアップロードされていたり、酷いものでは隠し撮りされた写真がアップロードされていたりするケースも珍しくありません。
画像検索はあなたが把握できていない範囲のエゴサーチがしっかりできる検索方法なのです。
SNSで検索する
SNSの定番であるFacebook、Instagram、Twitterで検索する方法はタグを活用して検索できるため、いち早くエゴサーチできます。最近は個人だけでなく企業もこの方法でエゴサーチするケースが増えてきました。
自分の名前を検索する行為自体に危険性はない
自分の名前を検索することが危険だと思っている方もいるかもしれませんね。結論から言うと、自分の名前を検索することは危険ではありません。検索することでインターネット上の自分の評価が知れたり、危険な状況ではないのかパトロールできたりします。
自分の名前を検索することで、自分の身を守るための対策ができるわけです。
ここでは、自分の名前を検索することでどのような危険を回避できるのか、また危険な状態を放置した場合に引き起こされるリスクについて確認していきましょう。
自分の悪評や写真が拡散されるのを早期に防げる
自分の名前を検索するのは慣れるまで抵抗があるかもしれません。「検索結果を見るのが怖い」初めのうちはこの気持ちと闘いながらの検索になると思います。
しかし、検索結果があなたの悪口や悪評で埋め尽くされていたり、身に覚えのない画像が流出していたとしても、まずはあなたがその状況を把握することができたことをラッキーだと考えましょう。
自分の名前を検索しなければ、自分が危険な状況に置かれていると気付くことはできませんからね。
検索結果にショックを受けることは稀にある
自分の名前をインターネット上で検索することで、検索結果が悪かった場合は「自分の評価ってこんな感じなのか」とショックを受ける方もいるでしょう。書き込みによっては、辛くてきついひと言を書かれているケースもあります。
自分自身に関する誹謗中傷の書き込みというのは、読むだけでも不快な気持ちになるものです。また想像を上回るような検索結果の悪さに自信を失くすことも考えられます。
検索結果が悪い場合に考えられるリスク
検索結果が悪い場合、どのようなリスクがあるのかこの機会に知っておきましょう。「○○ 最低」「○○ 汚い」など個人や企業に対するイメージが低下するような検索結果の場合、さまざまな側面で影響を受けやすくなります。
例えば個人で仕事をしている人であれば、契約獲得が難しくなり売上が減少するかもしれません。企業であれば、ブランディングの低下によりこれまで通りの経営方法では存続が厳しくなることも十分考えられます。
検索結果をより良い状態にするために、個人や企業がすべきことは以下の通りです。
- 自分の名前や自分に関係することを検索する
- 企業名や提供する商品やサービス名を検索する
定期的に検索し、インターネット上の評価を把握することがリスク回避につながります。
個人でできる有効的な対策
定期的に自分の名前を検索することの大切さが分かったところで、ここからは個人でできる有効的な対策を紹介します。検索結果が今は悪いとしても、適切な対策を講じれば状況を改善できる可能性は十分あることを忘れないでください。
SNSの公開範囲を非公開にする
個人情報流出の温床ともいえるのがSNSからの画像流出です。その原因になっているのが、各SNSの公開範囲の設定といわれています。全体公開で設定している場合、検索結果に表示されるため結果的に個人情報を招いてしまうわけです。非公開であれば画像検索しても検索結果に表示されないため、個人情報流出を防ぐ有効な対策だといえるでしょう。
コンテンツ管理者へ削除依頼する
検索結果から個人や企業の悪評や悪口が書かれていると分かった場合、ブログやホームページなどのコンテンツ管理者へ削除依頼することをおすすめします。問い合わせフォームがある場合の削除依頼の方法をここでは紹介しますので、削除依頼する際は参考にしてください。
◆削除依頼する手順
- 問い合わせフォームを開く
- 削除依頼したい旨をフォームに記入する
以上が手順となります。削除依頼フォームには、削除したい内容と削除依頼する理由、投稿日時を記入しましょう。情報を揃えて削除依頼することで、依頼を受け取った方も内容をスムーズに把握できます。
自分の情報を発信していく
検索結果の内容に対して対処することも大切ですが、悪評や悪口を言われている個人や企業が自ら情報を発信することも対策のひとつだといえるでしょう。自らが行動することが、検索結果の質を改善することにつながります。
個人であればブログやホームページを開設し、定期的に更新すれば自分はどんな人間なのかを多くの人に伝えることができます。また世界最大級のビジネス特化型SNS「LinkedIn」(リンクイン)などでアカウント作成し、ビジネス関係のつながりを強化するのもおすすめです。
個人での対策が難しい場合の対処法
先ほど紹介した内容を参考にしながら対策してみても、検索結果の質が改善しない場合は他の対処法を試してみるといいでしょう。ここからは、業者と弁護士いずれかに相談する場合について紹介します。
誹謗中傷対策を得意とする業者へ相談する
検索結果の質を向上させたい場合は、誹謗中傷対策を得意とする業者へ相談してみましょう。逆SEO対策をはじめとしたさまざまな対策が可能です。悪評や悪口が書かれているコンテンツを削除することはできませんが、検索結果に不利益な情報が表示されない状態に近づけることはできます。
株式会社BLITZ Marketingでは、多角的なアプローチをしながらインターネット上での誹謗中傷に悩んでいる個人様や企業様をサポートしています。
無料相談も可能ですのでまずはお気軽にご相談ください。実績豊富な専門コンサルタントがあなたの悩みに対する適切な施策を提案し、状況改善に向けて全力でサポートさせていただきます。
専門家へ相談する
インターネット上の悪評や悪口などの書き込みに気付き削除依頼したものの、サイト管理者が応じない場合は専門家である弁護士へ相談してみましょう。名誉棄損やプライバシー侵害などの被害に遭った場合は、裁判(仮処分)の手続きで削除してもらえることもあります。
弁護士に相談する際は、インターネット分野を得意とした方に相談すればストレスなく問題解決に向けて歩みだせるでしょう。
まとめ・インターネット上への個人情報公開は慎重に
今回は、自分の名前を検索することで分かる検索結果の状況について紹介しました。検索しないとインターネット上での評価は分からないものですので、定期的に検索しすることをおすすめします。
今回のポイントを以下に簡単にまとめました。
本記事のポイント
- 定期的に自分の名前を検索することが大切
- 検索結果が悪い場合は削除依頼やSNSの公開範囲の設定を変えてみる
- 個人での対策で検索情報が改善しない場合は、誹謗中傷対策を専門とした業者や専門家に相談する
個人情報をインターネット上で公開する際は慎重になることが大切です。誹謗中傷で悩んでいる場合は、まずは業者や専門家へ相談してみてはいかがでしょうか。