インターネットの普及により、ネット上の誹謗中傷被害が増えつつあります。特に芸能人は、人目に触れる機会が多い職業ですので、SNSで誹謗中傷をされやすい職業とも言えます。
誹謗中傷の被害に遭ってしまうと、ご自身のブランドや信用に傷がついてしまう危険性がありますので、誹謗中傷の被害に遭わないようにしっかりと対策していきたいところですが「そもそもどのような対策を行えば良いのだろうか?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そのような方の為に、この記事では芸能人が今からできるSNS上の誹謗中傷対策について具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
誹謗中傷対策その1:過激な発言は控える
芸能人が今からできる対策方法1つ目は「過激な発言を控える」ことです。具体的には、以下のような発言が挙げられます。
過激な発言の具体例
- 自分たち芸能人に一般人が馴れ馴れしく話しかけるな!
- 今月の月収は100万円!月100万円も稼げてない人って何してるの?
- 毎月旅行に行ってます!庶民にはこんな贅沢できないだろうな!
- ○○みたいな考えをする人って低学歴しかいない!
- ○○な人って本当に気持ち悪いなー
世の中には過激な発言を武器にして、数多くのファンを獲得している人もいますが、そのような人達はある程度的を得た発言をしています。
的を得ていないのにも関わらず過激な発言をしてしまうと、ただの悪口になってしまい、多くの人から反感を買ってしまいます。
例えばあなたも「人気がないのに芸能人ぶっていて気持ち悪いw」と言われてしまったら、「なんだよこいつ!」と思うはずです。
「自分は炎上キャラで売っていく!」「誹謗中傷されることを前提に過激な発言をしていく!」という戦略があれば別ですが、誹謗中傷の被害に繋がる可能性が高いので基本的に過激な発言は控えるようにしましょう。
誹謗中傷対策その2:むやみやたらに情報を拡散しない
芸能人が今からできる対策方法2つ目は「むやみやたらに情報を拡散しない」ことです。例えば、以下のような情報を拡散する場合は、いつも以上に注意が必要です。
拡散するときに気を付けてほしい情報
- ○○ウイルスには、○○という消毒方法が効果的らしい
- ○○サプリと○○のドリンクを飲むと、1ヶ月で筋肉が大きくなるらしい
- ○○器具を使うと、運動しなくても痩せることが出来る
- ○○に投資しておくと、5年後に必ず儲かる
- ○○が品薄になる可能性があるから、今のうちに購入しておこう
本当か嘘か分からない情報を拡散してしまうと「○○さんは、○○な時に嘘の情報を流した!」「あいつはこんな緊急事態にさらに混乱させようとデマニュースを流した!」というような誹謗中傷をされてしまう場合があります。
具体例を挙げますと、新型肺炎コロナウイルスが問題となっている時に「マスクとトイレットペーパーの原材料は同じであるため、トイレットペーパーもいずれ品薄になる」という嘘の情報がSNSで広まったことがあります。
もちろん「世の中をもっと混乱させてやる!」という思いで情報を発信した訳ではないと思いますが、結果として混乱を招いてしまい、その人のもとには多くの誹謗中傷メッセージが寄せられてしまいました。
特に大きな自然災害が起こった時や危険なウイルスが発生した時など、世の中に「緊急事態」が発生している時は、デマニュースが流れやすい傾向があります。
芸能人は、影響力がありますので、その影響力を活かして様々な情報を拡散したいと思っている人も多いでしょう。
しかし、緊急事態の時にデマニュースを流してしまうと混乱を招く危険性がありますので、情報源の確認や事実確認などをいつも以上にしっかり行ってから情報を拡散するようにしましょう。
誹謗中傷対策その3:非常識な行動をしない
芸能人が今からできる対策方法3つ目は「非常識な行動をしない」ことです。具体的には、以下のような行動が挙げられます。
非常識な行動の具体例
- 禁止されているエリアに侵入する
- 子どもを虐待する
- お店でご飯を大量に頼み、半分以上を残す
- 早朝・夜中に大声で住宅街を歩き回る
- 車やバイクで公道をドリフトする
過去には、居酒屋の店員が一度ごみ箱に捨てた商品をそのまま調理してお客さんに出したという事件やコンビニのおでんを指で突いたという事件がありました。
近年は、SNSで「いいねが欲しい!」「バズらせたい!」という承認欲求を満たすために、非常識な行動を撮影して投稿するような人が増えてきました。
しかし、非常識な行動はむしろ誹謗中傷で収まれば良いですが、犯罪に発展する可能性もあります。「憧れの先輩芸能人のように自分も多くの人から注目を浴びたい」と思う気持ちも理解できますが、その場合は、必ず正当な方法で注目を浴びるようにしましょう。
間違っても、非常識な行動をして注目を浴びようとしてはいけません。
誹謗中傷対策その4:逆SEOで誹謗中傷対策をする
芸能人が今からできる対策方法4つ目は「逆SEOで誹謗中傷対策をする」ことです。
逆SEOとは?
逆SEOとは、検索結果の順位を下げるために行う施策。ネガティブSEOやリバースSEOとも呼ばれている。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードを検索した時に、悪質な情報を掲載しているWebサイトが上位に表示されてしまうと、多くの人の目に留まってしまいます。
例えば「(芸能人名) 学歴」で検索した場合、一番上に「○○さんは低学歴!○○番組でおバカ発言連発!」という記事が表示されていた場合、ユーザーはどのように感じ取るでしょうか?
おそらく、「○○さんってあまり頭は良くないのか」と感じ取る人が多く、「(芸能人名)=低学歴」というイメージが定着してしまいます。
そのようなイメージが定着してしまいますと、「お前って低学歴だからバカなんだろ!」「バカがクイズ番組に出てるんじゃねーよ!」というような誹謗中傷をされかねません。
そのような事態を防ぐために、逆SEOを行い、ネガティブな内容が記載されているWebサイトの検索順位を下げていく必要があります。
悪質な情報を掲載しているWebサイトの検索順位が下がることで、人目に触れにくくなりますので、デマ情報による誹謗中傷被害を未然に防げる場合があります。
誹謗中傷対策その5:ネット監視ツールを導入する
芸能人が今からできる対策方法5つ目は「ネット監視ツールを導入する」ことです。
ネット監視ツールとは?
ネット監視ツールとは、その名の通りネット上を監視するツールのこと。
芸能人の信用毀損やプライバシー侵害に繋がる情報や悪質な情報を投稿しているアカウントなど、自分にとって悪質な情報がネット上に出回っていないかということを確認することが出来る。
小さな情報から大きな誹謗中傷被害に繋がることもありますので、ネット監視ツールを導入してしっかりと誹謗中傷対策をしていきましょう。
芸能人が今からできるSNS上の誹謗中傷対策まとめ
この記事では、芸能人が今からできるSNS上の誹謗中傷対策についてまとめました。
もう一度おさらいすると、芸能人が今からできるSNS上の誹謗中傷対策は以下の通りです。
まとめ
- 過激な発言は控える
- むやみやたらに情報を拡散しない
- 非常識な行動をしない
- 逆SEOで誹謗中傷対策をする
- ネット監視ツールを導入する
いくらSNS上の誹謗中傷対策を行っていたとしても、時には誹謗中傷の被害に遭ってしまうこともあります。
誹謗中傷は名誉毀損罪や侮辱罪などに問える場合がありますので、もしも被害に遭ってしまった場合は弁護士や警察に連絡するようにしましょう。